こんにちは、「ウルラの森」へようこそ。 新人のグリーンです!
「コーヒー選びって、難しい……」
「パッケージに書いてあるカタカナの言葉、正直よくわからない……」
そんな風に感じている読者の皆さん、安心してください。
僕も今、まさに同じ壁にぶつかっています!
今日、僕が皆さんと一緒に探検するのは、アフリカの大地が生んだ「タンザニア」のコーヒー。
中でも、名前に「ゾウ」が入った珍しいコーヒー『ンゴロンゴロエレファントフォレストAB TOP』の物語を、先輩たちの助けをかりながら紐解いていきたいと思います。
タンザニアのコーヒーって実は「酸っぱい」だけじゃない?
まずは、僕がいだいていた「タンザニアコーヒー」への本音から。
タンザニアの豆は、日本では「キリマンジャロ」という名前で有名ですよね。
でも、初心者の僕にはちょっと不安がありました。

ねぇ、ブラウン。タンザニアのコーヒーって『キリッとした酸味』が売りだって教わったんですけど、実は酸っぱいコーヒーって少し苦手意識があって……。自分で選ぶとき、どうしても避けてしまいそうなんです。

なるほどね、グリーン。確かにタンザニアコーヒーの代名詞は『酸味』だ。でも、それはレモンをかじったような刺激的な酸っぱさとは違うんだよ。それに、タンザニアのすべてのコーヒー豆がキリマンジャロというわけじゃないんだ。
ブラウンが教える「豆選び」の視点

タンザニアの魅力は、『力強い野生のエネルギー』。厳しい環境で育つからこそ、豆の中に糖分とコクがギュッと凝縮されているんだ。酸味はあくまで、その豊かな甘みを引き立てるための『エッセンス』。上質なタンザニア豆は、完熟したフルーツのようなジューシーな味わいが楽しめるんだよ。
輝くような酸味: グレープフルーツやブラッドオレンジのような爽快感。
重厚なコク: アフリカの大地を思わせる、どっしりとした満足感。
野性味あふれる香り: スパイシーでいて、どこか甘い、記憶に残る香り。

完熟フルーツ……! そう聞くと、なんだか美味しそうに聞こえてきました。単なる『酸味』じゃなくて『ジューシーさ』なんですね!
タンザニアで採れるコーヒーすべて「キリマンジャロ」と呼ばれるわけではない
タンザニア=キリマンジャロと思われがちですが、実はちょっと違います。
実は、日本と海外では「キリマンジャロ」という言葉の定義が少し異なり、この背景には、日本独自のルールと、タンザニアの広大な産地の違いがあります。
日本における「キリマンジャロ」の定義
日本には「公正取引委員会」が認めた規約があり、それによると以下の条件を満たしたものが「キリマンジャロ」と表記できます。
- 産地: タンザニア産のアラビカコーヒー豆であること。
- 例外: ブコバ地区(主に安価なロブスタ種の産地)で採れたものは除く。
つまり、日本では「タンザニア産のアラビカ種」であれば、キリマンジャロ山から離れた場所で採れた豆でも「キリマンジャロ」と呼んでいいことになっています
2. タンザニアの主なコーヒー産地
タンザニアは広く、北部のキリマンジャロ山周辺以外にも素晴らしい産地があります。
| エリア | 産地名 | 特徴 |
| 北部 | キリマンジャロ・アルーシャ | 本来の「キリマンジャロ」。強い酸味と華やかな香りが特徴。 |
| 南部 | ンベヤ・ムビンガ | 近年注目されている産地。キリマンジャロより酸味が穏やかで、コクが深い。 |
| 西部 | キゴマ | 隣国ブルンジやルワンダに近く、フルーティーな風味が特徴。 |
海外(欧米など)では、これらを「タンザニア・ンベヤ」のように地域名で呼ぶのが一般的です。
しかし、日本では「キリマンジャロ」という名前が非常に有名で人気があるため、南部産の豆もまとめてその名前で販売されることが多いのです。
潜入!ンゴロンゴロエレファントフォレストの秘密
さて、いよいよ本題。今回ご紹介する特別な豆**『ンゴロンゴロエレファントフォレストAB TOP』**について深掘りします。

この『エレファントフォレスト』って名前、すごくかっこいいですよね。野生のゾウが育むって、どういうことなんですか?

これは比喩じゃなくて、本当の話なんだ。産地はタンザニア北部にある世界遺産**『ンゴロンゴロ保全地域』**のすぐ隣。ここは巨大な火口(クレーター)の中に野生動物の楽園が広がっている場所なんだよ。
ゾウが歩き、土を育てる森

このコーヒーが育つ農園の周りは、まさにゾウたちの通り道。野生のゾウが森を歩き、土壌を活性化させ、豊かな生態系が保たれている。標高1,500m〜1,850mという高地で、火山の恵みを受けた土とゾウが守る森が、この豆にしかない『野生の息吹』を吹き込むんだ。

世界遺産のすぐそばで、ゾウと一緒に育ったコーヒー……。そう想像するだけで、一杯のカップの中にアフリカの地平線が見えてきそうです!
初心者グリーンが気になる「AB TOP」の正体

ところで、名前の最後についている『AB TOP』って、何かの呪文ですか?

ははは! これは格付けの印だよ。
AB: 豆のサイズのこと。大きすぎず火が通りやすいサイズで、焙煎が安定するんだ。
TOP: これが一番重要! 同じ格付けの中でも、**『際立って風味が素晴らしい』**と認められた最高品質の証なんだよ。
シナモン直伝!「野生の甘み」を逃さない淹れ方
どんなに素晴らしい豆でも、淹れ方で失敗したらもったいない!
というわけで、淹れ方のスペシャリスト、シナモンさんにコツを聞いてきました。

ねぇ、シナモン! この貴重な豆を僕が淹れて、ただの酸っぱいお湯にしちゃったらどうしようって不安で……。初心者でも失敗しないコツ、教えてください!

大丈夫よ、グリーン。この『ンゴロンゴロ』は、豆そのものにしっかりとしたエネルギーがあるから、ちょっとしたポイントを守るだけで大丈夫。
キーワードは『温度』と『優しさ』よ。
シナモン流:失敗しない抽出レシピ

じゃあ、一緒にやってみてね。
1.お湯の温度は「88℃」を狙って
「沸騰したてのアツアツお湯は、苦味や雑味が出やすいの。一度別の容器に移し替えて、少し落ち着かせたお湯を使うと、豆が持つ本来の甘みがふんわり引き出せるわよ。」
2.「蒸らし」は30秒、じっと待つ
「最初に少量のお湯を粉に乗せたら、30秒待って。粉がプクプクと膨らんで、ゾウが歩く森の香りが部屋中に広がるはずよ。この時間が、味の土台を作るの。」
3.最後の一滴を追わない
「ドリッパーの中にお湯が残っているうちに外すこと。最後の方に出る雑味をカットすることで、驚くほどクリーンで透き通った後味になるわ。」

88℃ですね! 温度計がないときは、一回別のポットに移す……これなら僕にもできそうです!
いざ試飲!グリーンが感じた「野生の息吹」
教わった通りに、僕が実際に淹れてみました。 おそるおそる、最初の一口……。

「……っ!」 全然酸っぱくない! いや、酸味はあるんですけど、果物のジュースを飲んでいるみたいに甘いんです! これがブラッドオレンジのようなジューシーさ、ってことですか!?

正解だ。力強いコクがあるのに、後味がスッキリしているだろう? これが『洗練されたワイルド』というやつだよ。

お砂糖を入れなくても、豆の甘みだけで十分満足できるわよね。少し冷めてくると、さらに甘みが強くなって、ベリーのようなニュアンスも出てくるのよ。

本当だ……。時間が経つごとに味が変わっていくのも面白いです。これ、コーヒーのイメージが180度変わりました!
まとめ:ウルラの森からあなたへ
「タンザニアのコーヒーは酸味が強くて難しそう」 そんな僕の不安を、この**『ンゴロンゴロエレファントフォレストAB TOP』**は、優しく、そして力強く吹き飛ばしてくれました。
世界遺産の麓で、ゾウが闊歩する森の恵みをたっぷり受けて育ったこの豆。
大自然の荒々しさと、最高品質の豆だけが持つ繊細な甘みが同居する、まさに奇跡の一杯です。

初心者だからこそ、こういう『本当に美味しい豆』に出会うことが大事なんだなって痛感しました。皆さんも、ウルラの森でアフリカの風を感じてみませんか?
今回グリーンが感動した**「ンゴロンゴロエレファントフォレストAB TOP」**は、当店のオンラインショップでもお取り扱いしています。
「酸っぱいコーヒーは苦手だけど、フルーティーなのは試してみたい」 そんな方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいコーヒーです。
私たち住人が、タンザニアの森から届いた新鮮な香りを、心を込めてお届けします。
あなたのカップの中に、ゾウが歩く広大な景色が広がりますように。

【この豆を詳しく見てみる】 [ULULA COFFEE ROASTER]
【ウルラの森の日常をチェック】 [Instagram:@ulula_coffee_roaster ]


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