こんにちは、「ウルラの森」へようこそ。新人のグリーンです!
突然ですが、皆さんは「ルワンダ」という国にどんなイメージを持っていますか?
僕は勉強をはじめるまで、失礼ながら「コーヒーが有名な国」という認識があまりありませんでした。
でも、森のみんなにすすめられて飲んだ一杯で、その考えは180度変わってしまったんです。
それは、繊細でエレガント、まさに「宝石」のような輝きを持つコーヒー。
今日は『ルワンダ ジュルコーヒー フリーウォッシュ AA』の世界を、ブラウンとシナモンと一緒に探検してみたいと思います!
「1000の丘の国」ルワンダが生む奇跡
まずは、ルワンダという産地について、豆選びのプロ・ブラウンに聞いてみました。

ねぇ、ブラウン。ルワンダのコーヒーを飲んだら、すごく口当たりが軽やかで驚きました。アフリカのコーヒーってもっとドッシリしているイメージだったんですけど……。

いいところに気づいたね、グリーン。アフリカ大陸の中心に位置する内陸国ルワンダは、**『千の丘の国』**と称されるほど、どこまでも続く丘陵地帯が美しい国なんだ。緑の大地に丘が幾重にも連なるこの景色こそが、美味しいコーヒーの源なんだよ。
標高が高く、豊かな降雨量に恵まれたこの山岳地形。
この環境こそが、ルワンダ特有の「クリーンで透明感のある酸味」を生み出すのだとブラウンは語ります。
ブラウン先輩が教える、ルワンダコーヒーの3大特徴
クリーンな口当たり: 雑味が極めて少なく、澄んだ水のようにスッと喉を通る感覚。
上品な酸味: リンゴやアプリコットのような、優しく明るい輝き。
華やかな香り: 紅茶や白い花を思わせる、エレガントな余韻。
悲しみを乗り越え、コーヒーで結ばれた「復興」の絆
しかし、この美しい「千の丘」には、私たちが決して忘れてはならない歴史がありました。

ルワンダのコーヒーを語る上で外せないのが、1994年に起きた悲劇『ジェノサイド』だ。国全体が深い傷を負ったけれど、その後の復興と振興を目指し、政府が未来を託したのがコーヒー生産だったんだよ。
2000年代に入ると主にアメリカの支援により、南部県を中心に「ウォッシングステーション(精製施設)」の建設が広がっていきました。

施設ができる前はどうしていたんですか?

以前は各家庭で収穫から乾燥まで行っていたんだけど、地域ごとのウォッシングステーションで一括管理するスタイルに変えたんだ。これで品質が劇的に安定し、世界中のバイヤーが驚くほどの『スペシャルティコーヒー』が生まれるようになったんだよ。
天国の名を持つ「ジュルコーヒー」の願い
今回私たちがご紹介する**「ジュルコーヒー(Juru Coffee Ltd)」**は、まさにその復興の最前線で生まれたプロジェクトです。

名前に付いている『ジュル(JURU)』って、どんな意味なんですか?

ジュルはルワンダの言葉で『天国』や『空』を意味するんだ。主要生産地であるカヨンザ郡ガヒニ地区の『ジュル村』に由来している。創業者が生まれ育ったこの地域に、未来の希望を届けたいという願いから2009年に15ヘクタールの農園から始まったんだよ。
代々受け継がれてきた農業の伝統を礎に、2013年には正式に国から農園として認定。
ジェノサイドによって傷ついた地域の再建に、コーヒーを通じて大きく貢献してきた農園なのです。

ただ美味しいだけじゃなくて、一粒一粒に『地域の未来』が詰まっているんですね……。そう聞くと、なんだか飲む前から背筋が伸びるような贅沢感を感じます。
「ジュルコーヒー フリーウォッシュ AA」を解剖!
さて、この豆の名前にある他の言葉についても、ブラウンに詳しく解説してもらいましょう。
フリーウォッシュ(Fully Washed)の魔法
これはコーヒーの「精製方法」のこと。大量の美しい水を使って果肉をきれいに洗い流す方法です。

ルワンダの豊かな水で磨き上げることで、豆本来のポテンシャルが引き出され、驚くほどクリアで雑味のない味わいに仕上がるんだよ。
② 最高等級「AA」
ルワンダにおける**「AA」は最高サイズ**の格付けです。

標高2,200mに達する北部ルリンドエリアの肥沃な土壌で、ブルボン種の木が力強く根を張って育った証拠。大粒な分、栄養も風味もギュッと詰まっているんだ。
「まるでオレンジジュース!」驚きのジューシー感
ジュルコーヒーの特徴は明るい酸味と抜群の飲みごたえ、そして熱が落ち着いてくると、今度は飴のような甘さがぐんと増してくるよ。
ジュルコーヒー AA の味覚チャート
- 驚きのジューシー感: レモンやオレンジの明るい酸と、優しいグレープのニュアンス。
- 圧倒的な甘み: 飴のように濃密な甘さが、長く続く後味(アフターテイスト)。
- シルキーな質感: 華やかさがありながらも、しっかりと重厚感を感じる極上の口当たり。
シナモン直伝!「甘みと重厚感」を極める淹れ方
この繊細かつ力強い個性を活かすには、淹れ方にもちょっとしたコツが必要です。
抽出担当のシナモンに指南してもらいましょう。

シナモン! この『飴のような甘さ』を最大限に引き出すには、どうすればいいですか?

ふふ、ルワンダ ジュルコーヒーはポテンシャルが高いから、お湯の温度管理だけでぐっと化けるわよ。キーワードは**『温度』と『引き際』**ね。
シナモン流:エレガント抽出レシピ
- お湯の温度は「90℃」前後: 「華やかな香りを呼び覚ますために、少し高めの温度からスタート。でも、沸騰直後のグラグラしたお湯は雑味が出るから避けてね。」
- 注湯は細く、中心に: 「シルキーな質感を損なわないよう、お湯を暴れさせずに細い糸のように注ぐのがポイントよ。」
- 早めに切り上げる: 「重厚感もある豆だけど、最後まで出し切ろうと粘るとクリーンさが損なわれるわ。少し早めにドリッパーを外すことで、ティーライクな心地よい余韻が完成するの。」

粘りすぎないのが、あの綺麗な後味の秘密なんですね。勉強になります!
まとめ:ウルラの森からあなたへ
「ルワンダって、こんなに優しくて、でも力強い味なんだ」
そんな発見が、僕にとっての大きな一歩になりました。
「千の丘」の緑豊かな景色、人々の復興への願い、そして天に近い高地で育まれた最高の豆。
『ルワンダ ジュルコーヒー フリーウォッシュ AA』は、明るくジューシーで飴のような甘い余韻が長く続く。
それは、暗い過去を乗り越えて輝くルワンダの未来そのもののような味でした。
苦味や重さに疲れてしまった時、あるいは自分をちょっと勇気づけたいとき。
この「希望の雫」を、ぜひあなたのカップで体験してみてください。
「今日はちょっと特別な気分になりたい」 「コーヒーで元気をもらいたい」 そんな時は、ぜひこの「天国のコーヒー」を選んでみてください。
一粒一粒に込められたルワンダの農家さんの想いを、私たちが大切に繋ぎます。
今回ご紹介した「ルワンダ ジュルコーヒー フリーウォッシュ AA」は、当店のオンラインショップでもお取り扱いしています。

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