「ウルラの森」へようこそ!
今回は、中米の楽園コスタリカから届いた、野生の息吹を感じるコーヒーを特集します。
ウルラの森の癒やし担当シナモンと、動物の名前にワクワクが止まらないグリーンの会話を通して、
コスタリカコーヒーの革新的な魅力と絶滅危惧種の保護にも繋がる「ジャガーハニー」の秘密を徹底解説します!
こんにちは!ウルラの森のグリーンです。
グアテマラ「ピューマ」に続き、またまた強そうな動物の名前がついたコーヒーを見つけました。
その名も「コスタリカ ジャガーハニー」!

ねぇシナモン。ジャガーって、あの密林の王者のジャガーだよね?なんだかすごくワイルドな味がしそうだけど……『ハニー』ってことは甘いのかな?
カップを温めていたシナモンが、優しく微笑みます。

ふふ、いい質問ねグリーン。このジャガーハニーはね、ワイルドというよりは、うっとりするような『完熟した甘み』が特徴なの。コスタリカという国が発明した特別な製法が生み出した、魔法のようなコーヒーなのよ。
今日は、環境保護先進国コスタリカのこだわりと、ジャガーを守るための情熱が詰まった一杯について、たっぷりとお話しします!
幸せの国コスタリカ!なぜ「世界一の革新者」と呼ばれるのか?

コスタリカって、軍隊を持たない平和な国でしたよね?コーヒー作りも平和なんですか?

そうね、平和でそしてとっても勉強熱心な国なの。コスタリカは小規模な農園が多くて、自分たちの手で最高の味を作るために『マイクロミル』という小さな精製所をたくさん作ったのよ。
コスタリカのコーヒーが世界中で「高品質」と称賛される理由は、その先進的な姿勢にあります。
アラビカ種のみの栽培: 法律で低品質な品種の栽培を禁止し、高品質なアラビカ種のみを守り続けています。
マイクロミルの普及: 農園ごとに独自の精製を行うことで、他にはない唯一無二のフレーバーを追求しています
環境への配慮: 豊かな自然を守るため、排水の浄化や森林保護を徹底している「環境保護先進国」でもあるんです。
コスタリカが誇る「ハニープロセス」の魔法

名前に付いている『ハニー』って、ハチミツを混ぜているわけじゃないんですよね?

ええ、これはコーヒーの精製方法の名前なの。コーヒーの実から皮を剥くと、種(豆)の周りにヌルヌルした粘液質(ミューシレージ)が残るんだけど、これをあえて残したまま乾燥させるのが『ハニープロセス』よ。
この粘液質には糖分がたっぷり含まれています。
乾燥させている間に、その甘みがじわじわと豆の中に染み込んでいくんです。
ハニープロセスの特徴: ウォッシュド(水洗い)のクリーンさと、ナチュラル(自然乾燥)の濃厚な甘みの「いいとこ取り」をしたような贅沢な味わい。
「ジャガーハニー」は、まさにこの製法を極めた、完熟フルーツのような甘みが自慢の豆なんです。
「ジャガーハニー」:一杯のコーヒーが森の王者を救う

ねぇ、シナモン。このコーヒーすごくリッチな甘みがありますね!ラベルには……『ジャガー』?どうして猛獣の名前がついているんですか?

そこには、とても素敵なプロジェクトの想いが込められているのよ。かつて中南米のジャングルに君臨し、マヤ文明でも神格化されていた『密林の王者』ジャガー。でも今は、森林伐採や開発によって住処を追われ、絶滅の危機に瀕しているの。

えっ、絶滅しそうなんですか……。それで、このコーヒーがどう関係してくるんですか?

そこで、コーヒー商社が立ち上がって始めたのがこのプロジェクト。コスタリカ国内の厳選された約100軒の農園で作られたこのコーヒーは、飲むことが直接保護につながる仕組みになっているのよ。
【プロジェクトの仕組み】
野生ジャガーの保護: 輸出されたコーヒー1ポンドあたり、最低1米ドルセントが、野生ジャガー保護活動を行う『National Conservation Programme』などへ寄付されます。
持続可能な農家支援: 自然を壊さず、環境に配慮した栽培を行う農家から適正な価格で豆を買い取ることで、現地の暮らしと自然を同時に守っています。

私たちがこの美味しいコーヒーを一杯飲むたびに、ジャガーたちが住む森を守る手助けになる……。そんな、心まで温かくなるコーヒーなのよ。

なるほど!自分の選んだ一杯が、遠い国のジャガーの未来を支えていると思うと、なんだかいつもより優しい味がしますね。
【テイスティング】とろけるような甘みとフルーティーな酸味の共演
では、淹れたてのジャガーハニーを味わってみましょう。
香り(アロマ): 挽いた瞬間、黒糖やキャラメルを焦がしたような、濃密で甘い香りが部屋中に広がります。
味わい(フレーバー): 口に含むと、まずは赤いリンゴやプラムのような瑞々しい酸味が。その直後、ハニープロセス特有の「ハチミツ」のようなコクのある甘みがドッと押し寄せます。
質感(ボディ): シロップのように滑らかで、口当たりがとても丸いです。

わあ、本当だ!お砂糖を入れていないのに、こんなに甘みを感じるなんて驚きです。酸味もすごく上品で、重たくないですね。
シナモン流:ハニーの甘みを最大限に引き出すドリップ術

ハニープロセスの豆は、その『甘い油分』を大事に淹れるのがコツよ。
お湯の温度は「90℃前後」: グアテマラより少し高めの温度で、果実のような明るい酸味もしっかり引き出しましょう。
ドリッパーは「V60」または「フラワードリッパー」: 甘みが強い分、少し抜けの良いドリッパーを使うと、後味が重くなりすぎず、何杯でも飲める軽快な一杯になります。
中煎り〜中深煎り: ジャガーハニーの魅力を一番感
まとめ:甘い余韻と優しい想いに包まれて

シナモンありがとう!ジャガーハニーは、味の美味しさはもちろんだけど、その背景にあるストーリーを知るともっと美味しく感じるね。

そうね。コーヒーは、誰かがどこかで、自然や動物を守りながら大切に育てた『バトン』。それを受け取って、美味しく淹れることが私たちの役割なのかもしれないわね。
コスタリカ「ジャガーハニー」。
それは、高度な精製技術が生んだ黄金の甘みと、ジャガーの住む森を守りたいという優しい願いが溶け合った一杯です。
忙しい毎日の合間に、ホッと一息つきたい時、
この「ジャガー」が運んでくれる豊かな森の恵みを、ぜひ味わってみてください。
ウルラの森では自家焙煎したコーヒー豆を『ULULA COFFEE ROASTER』で販売しています。



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