こんにちは、「ウルラの森」へようこそ。新人のグリーンです!
皆さん、アフリカのコーヒーといえば、ケニアやエチオピアを思い浮かべますよね?
でも今日ご紹介するのは、コーヒー愛好家の間でも「幻」と呼ばれてきた、中央アフリカのカメルーンから届いた一杯です。
日本での流通量が極めて少なく、希少価値が高い『カメルーン ンベサ ジャバ ウォッシュ G1』。
その中身は、まさに「信じられないほど素晴らしい」物語と他では味わえない独特の風味が詰まっていました!
カメルーンコーヒーの「信じられない」歴史
まずは、カメルーンという国の背景について、歴史に詳しいブラウン先輩に教えてもらいましょう。

ブラウン先輩、カメルーンのコーヒーって最近始まったものなんですか?

いや、実は歴史は古いんだよ。始まりは1884年、ドイツ政府が試験農場を設立したのが起源だ。驚くべきことに、当時のフランスの新聞がカメルーンのコーヒーを**『信じられないほど素晴らしい』**と絶賛したという記録が残っているんだよ。
カメルーンは、北はサハラ砂漠、南は熱帯雨林と、地域によって全く異なる気候を持っています。
コーヒーが育つのは北西部と南西部の山岳地帯。
サハラからの熱風とモンスーンの風が交差するこの地では、乾季と雨季がはっきり分かれており、この過酷なリズムがコーヒーに深い味わいを与えます。
標高2,450mの山奥、多文化が交差する「ンベサ村」
今回の豆の産地は、カメルーンの中でも険しい山岳地帯として知られる「オク地方」のンベサ村です。


ここがまた、文化の交差点なんだ。部族の首長(酋長)が秩序を守る首長文化が今も息づき、仮面をつけて踊るジュジュ・ダンスなんていう独自の文化もある。標高は1,850mから、高いところではなんと2,450m! まさに雲の上の農園だね。
収穫期の12月から2月にかけては、イスラム教徒もキリスト教徒も、伝統信仰を持つ人々も、垣根を超えて農園で共に働き、クリスマスを祝うのだそうです。
多様な民族の祈りと手仕事が、この一杯に凝縮されています。
ゲイシャの親戚!?伝説の「ジャバ種」の正体
カメルーンコーヒーを語る上で最も重要なのが、「ジャバ(Java)種」という品種です。

カメルーンのコーヒーって、全部がこのジャバ種なんですか?

そう言われている。20世紀中頃にインドネシアのジャワ島から導入されたという説があるけど、最近の調査では1884年にドイツ軍が持ち込んだ木が起源だと確認されたんだ。140年以上、野生的に進化し続けてきた老木は、幹の直径が30cmを超えることもあるんだよ。

ホントですか~!!
140年も生きている木があるなんて……!

さらに驚くべきは、近年の遺伝子研究だ。ジャバ種はエチオピアの在来種に由来していて、実は『ゲイシャ種』に最も近い親戚だということが判明したんだよ。生命力が強く、複雑で華やかなカップ品質を持っている。収穫量が少ないから、今まで世界にあまり出回らなかったんだ。
フローラルで爽やか!驚きの「赤しそ」ニュアンス
それでは、気になるその味わいを、テイスティングのプロ・シナモンと一緒に紐解いてみましょう。

ねぇ、シナモン。このカメルーン、香りがすごく個性的ですね! レモンのような酸味の奥に、何か懐かしいような……。

気づいたわね、グリーン。この『ンベサ ジャバ』最大の特徴は、ハーブや赤しそを思わせる和のニュアンスと、明るいレモンのような酸味のハーモニーよ。フローラルで、とっても爽やかなの!
カメルーン ンベサ ジャバ G1 の味覚チャート
- 明るい第一印象: フローラルな香りと、レモンのような清涼感。
- 独特のフレーバー: ハーブや赤しそを感じさせる、他に類を見ない爽やかさ。
- 深まる甘み: 温度が落ち着くと、はちみつのようなトロリとした甘みが増してきます。
- 奥行きのある余韻: 深く味わうと、ダークチョコレートやローストナッツのような香ばしさが顔を出します。
シナモン流:豆の「固さ」を攻略する焙煎と淹れ方
このジャバ種、実は「豆がとても固い」という特徴があります。

豆が固いということは、成分がギュッと詰まっている証拠。でも、焙煎や抽出を適当にすると、芯まで味が引き出せないこともあるのよ。
シナモン流:ンベサ・攻略アドバイス
焙煎は「気持ち深めの中煎り」: 「浅すぎると豆の芯まで火が通らず、生焼けのようなエグみが出やすいわ。いつもより少し火力を強めにして、甘みがしっかり出るポイントまで攻めるのがおすすめ。中煎りにすることで、香味を活かしつつ奥行きが出るの。」
お湯の温度は「90〜92℃」: 「固い豆から華やかな香りを引き出すには、少し高めの温度が効果的。フローラルな香りが一気に花開くわよ。」
じっくり抽出: 「成分が溶け出しにくいから、急がずゆっくりとお湯を運んで。最後にはちみつのような甘みが落ちてきたら、最高の出来ね!」

豆の固さまで計算するなんて、さすがシナモン! 確かに、しっかり熱を加えた一杯は、チョコレートのようなコクも感じられて最高です。
まとめ:ウルラの森からあなたへ
「信じられないほど素晴らしい」と称えられた140年前の記憶。
中央アフリカの険しい山岳地帯で、多様な文化に守られながら野生的に育った「ジャバ種」。
カメルーンの『ンベサ ジャバ ウォッシュ G1』は、まるで森の朝露を飲んでいるかのような爽やかさと、深まるごとに現れる芳醇な甘みを併せ持っています。
日本では滅多に出会えないこの希少なコーヒー。
サハラの熱風と、オク地方の冷涼な空気を感じながら、特別なひとときを過ごしてみませんか?
- 「まだ誰も知らない、驚きの味に出会いたい」
- 「ゲイシャの親戚と言われる、ジャバ種の真価を確かめたい」
そんな探究心あふれるあなたに、自信を持っておすすめします。
今回ご紹介した「カメルーン ンベサ ジャバ ウォッシュ G1」は、当店のオンラインショップでもお取り扱いしています。

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